植田 一

植田 一|うえだ はじめ
1913年(大正2年)5月9日 – 2012年(平成24年)4月26日

日本の剣道家。段位は剣道範士九段、居合道教士。剣道家植田平太郎の三男として香川に生まれ、6歳から父に剣道を学ぶ。高松高等商業高校(現・香川大学経済学部)を卒業し教員となる。

  • 1993年(昭和8年)
    第7回明治神宮体育大会剣道競技青年団優勝試合(個人)で優勝
  • 1935年(昭和10年)
    第8回明治神宮体育大会剣道競技在郷軍人軍刀術優勝試合で優勝。
  • 1953年(昭和28年)
    香川県警察に奉職。同年、第1回全日本剣道選手権大会で第4位入賞
  • 1955年(昭和30年)
    第3回全日本剣道選手権大会で準優勝

その後香川県警察本部剣道師範、同名誉師範に累進。香川県立武道館剣道師範、中四国学生剣道連盟相談役、香川大学剣道部師範、同名誉師範、香川県剣道連盟名誉会長、全日本剣道連盟審議員、評議員、副会長、相談役を歴任。香川県剣道界の長老として後進を指導した。享年98歳

遺稿集

「流れ星」一 より

流れ星・・・元来暗色毛馬の額から,鼻上に伸びた白毛斑をいうのでありまして,星の伸びたものの意味である。一般には空中に急に現れて,大いなる速度にて通過する光体をさし,狭いものを細流星,広いものを交流星,長いものを長流星,中断するものを破断流星という。仮設の床板そのものが,今まで馴れている道場の床板とは大分違った感じがする。この状況の差異による錯覚をなくするために,まずこれを呑み込んでおかなければなるまい。厳粛な入場式を行っている間に不都合千万にも自分はこう考えてみた。

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PDF植田 一 遺稿集